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お知らせ| その他 - 2024.04.09

令和6年度入学式 磯村会長祝辞

宇部しらとり会を代表して一言ご挨拶させていただきます。

新入生の皆さん、専攻科入学の皆さん、本日はご入学おめでとうございます。併せて保護者の皆様に心よりお慶び申し上げます。

宇部しらとり会は宇部高専の同窓会組織です。これまで一万人に近い卒業生が社会で活躍し、その結果宇部高専が社会から良き評価をいただいております。同窓会はこれら卒業生相互の連携を支援し、親睦を図る組織から始まりましたが、現在は在学生も準会員とし母校支援にも力を入れております。以前よりテント等の寄贈はありましたが、昨年は熱中症予防の為の測定器寄贈でクラブ活動等に役立ててもらっております。また学内行事に協賛し賞品を出すなど、より在学生に寄り添う支援も行っております。更に、四月一日より一般社団法人しらとり会となり、社会的な信頼性向上につなげております。今後とも皆様のご理解とご協力をお願い致します。

さて、皆さんはこれから二十歳を過ぎるまで、つまり大人になって行く多感な青春時代をこの学校で過ごすことになります。勉強し多くの知識を得る事は勿論ですが、この期間に親離れをし、社会との関わりを学ぶ事にもなります。この高専における十五歳から二十歳までの期間は人生の中で非常に意味のある時間なのです。最近、ある教育財団の本に十五歳から二十歳の間に「心のエンジンが起動した」若者はより能動的で、成り行きの未来ではなく意思のある未来に向かうことができると紹介されておりました。これは若者が将来に向けて心に火が付き、意欲的に活動し始め、大人になって行くという姿ですが、丁度高専教育の期間と重なり、非常に心に残りました。

皆さんも高専にいる間に是非、心のエンジンを起動させて欲しいと思います。

しかし、何もしないとエンジンは掛りません。そのためには学業をベースに色々なことに興味・関心を持つ必要があります。興味・関心があれば調べることも苦になりません。意欲的な学習につながります。もう一つ実践と実行です。先ず躊躇せずやってみることです。やってみなければ分かないことが多くあります。体験を通して心に火が付く、目覚めることはよくあります。

卒業生の例を挙げれば、今までにない新しい仕事に興味を持ち、同じ志を持った人達と交流、自分で会社を立ち上げた卒業生も多くいます。ある学問に興味を持ち、もっと深く学びたいと考え、大学の編入を実現、その後博士号をとり、この学校の先生となった卒業生もいます。また、海外留学を経験したことにより国際的な感覚が身につき、今は各国を回る仕事をしている卒業生もいます。

皆さんも この五年の間に学業を通して色々な事に興味・関心を持ってください。また、実際にチャレンジし経験し、失敗があってもいい、方向修正をしながらでもいいのです。そうして心のエンジンを起動させて下さい。心のエンジンが掛った人は、成り行きの未来ではなく、自分の意思のある未来にたどり着くことが出来ます。皆さんが社会にでて、自分だけの素晴らしい物語を作ってゆくためにも、この高専の五年間は非常に重要な時間となります。記憶に残る学生生活となるよう頑張って下さい。

新入生の皆さんと専攻科入学の皆さんの今後のご活躍を心よりお祈り申し上げ、祝辞とさせていただきます。

令和六年四月三日 宇部しらとり会会長 十一期生 磯村尚史

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