磯村会長(代表理事)からの一般社団法人化の挨拶
この度、2024年4月1日を持って、宇部しらとり会は「一般社団法人宇部しらとり会」となりました。会長就任時に近い将来には一般社団法人化が必要と考えておりましたが、理事の中から積極的に進めたいとの意見もあり昨年の総会に諮り、調査検討を始め、年末より実現に向けて動き始めました。特に法的な制約もあり司法書士事務所に相談をしながら登記に必要な書類等を作成し、4月1日付けでの登記書類の提出を終えました。
一般社団法人化の理由に関しては、先ず現在の宇部しらとり会の置かれた状況があります。現在の会員数は工業短大卒業生を含め、一万人に近づく規模となっており、社会的にも信頼される会としての運営が求められております。また、資金面からは現在、在学生を準会会員とし、入学時に会費を徴収しており、会計の更なる透明性も求められております。
そのような中で法人化のメリット、デメリットを十分検討した上で、法人化を進めました。
メリットとしては、先ず組織の運営が透明化され社会的信頼度が上がることです。次に資金面で挙げると、従来預貯金は代表者の個人名義で管理しており、大きな資金の管理としては好ましいとはいえず、会長変更時の手続きにも手間が掛かっておりました。これを、法人としての口座を開設し、法人の印鑑を確保登録する事で、個人名義管理ではなくなり、企業や個人からの寄付、送金も受け易くなります。
デメリットとしては、先ず法人化により会計基準に基づく損益計算書や貸借対照表等の作成をしなくてはなりません。これには会計事務所に資料類の作成を依頼する事により、若干の年間コストが発生します。また、組織的な変更(理事の変更等)が有れば、都度法務局に申請しなくてはなりません。しかし、これらは財務面の透明性を確保し、社会的な信頼性の向上につながるといったメリットの方が大きいと判断しました。
2024年度が一般社団法人としての初の運営年度となりますが、修正点等があれば改善し、今後の法人運営が軌道に乗るように努めて参りたいと思いますので、よろしくお願いいたします。